代表のmakotoです。
北陸旅行記その2は、三国の「旧森田銀行本店」です。
古い商都によくある銀行建築の一つなのですが、これが悶絶するほどの逸品でした。
まず、屋内の天井装飾がでかい(&分厚い)! これほどの左官仕事は現代では難しいでしょう。
何気ないドアの模様も見逃せません。何と象嵌の技法が使われています。つまり、デザインに合わせて木をはめ込んでいるわけです。しかもそれがオリジナルのまま狂い無く鑑賞できるとは! ここの施主はお金の使いどころを知ってますね。
外観を見れば分かるように煉瓦造ではなくRC造。1920年竣工ということは、RCとしては国内最古級です。
いや、いいもの見せてもらいました。
とりあえず、10/16建築ツアーに応募している、今は、千葉県在住の山崎です。旧森田銀行、戦前の日本の建築はすらしいですよね。我が夫婦は兵庫県の西宮市に20年近く住んでおり、近くには安藤忠雄事務所建築設計やその弟子建築事務所、建物がかちらほらありました。でも私は戦前の、例えばウィリアムヴォーリスや辰野金吾。ジョアイアコンドル系&ダントツにアールデコ系の様式美や細かいところまで意匠を凝らしている建築が好きです。この活動をもっと広げて行って欲しいです。広島は首都でも首都圏でも大都市でもありません。南に海、北に山、デルタのこの地を先人は開拓してきました。潜在性が沢山あるのに、全く生かし切れていなくとっても残念。大都会の真似やコピーではないオリジナルな美しく活気のある街に!このような団体が沢山できて停滞感てんこ盛りの街を替えていって欲しいです。